あの地震から１週間が経過しました。
この１週間で東京近郊では余震もだいぶ落ち着いてきましたが、計画停電により日々の通勤や仕事に大きな影響を与えています。
横浜在住で東京都内に勤務している私は、多少混雑したり時間がかかるものの普通に通勤できています。しかし、計画停電により関連部門が通常通りの勤務ができず、私の所属部署も帰宅困難になる事態を懸念して、ほぼ定時退社の毎日でした。それに皆、なんだか心がザワついて、落ち着いて仕事に集中することができない感じでした。
被災地では未だ被害の全容が掴みきれない状況。今でも命の危険にさらされている人が大勢居ます。TVやネットで報じられるニュースで知る厳しい現実に、何もできないでいる自分に対する苛立ちも、心がザワつく一因なのだと思います。
＜E-P2、ZD35 Macro、1/50秒、F9.0、ISO400、絞り優先、Capture One 5.2＞
被災地の救援活動にシロウトが参加したところで足を引っ張るだけ。経済的に余裕があるわけでもないので多額の義援金を送るなんてこともできません。
取り立てて特技もない、ごく普通のサラリーマンである自分に何ができるのか考えてみました。
(1) できるだけ普通の消費活動を続けること
計画停電がある以外は日常生活に支障はないはずなのですが、何故か品切れになる物が続出。カップラーメン等、簡単に作れるものだけでなく米も品切れ。ガソリンも品切れ。トイレットペーパーすら品薄で手に入りません。
皆、本当に必要としているものなのでしょうか？ 何故一斉に買い占める必要があるのか理解に苦しみます。まるで1970年のオイルショックのよう。
今は21世紀。情報通信は当時とは比較にならないほど進歩し、事実無根の噂話に振り回される必要はないはずです。冷静に、できるだけ普段通りの消費活動を心がけて、いろいろな物が本当に必要としている人の元に届くようにしたいものです。
（とはいえ、私も今日行く予定だった温泉はキャンセルしてしまいましたが…。ガソリン無いですしね。。。）
(2) できるだけ普通の生産活動を続けること
計画停電、それに伴う交通機関の混乱のため、なかなか普段どおりのペースで仕事を続けることが困難かもしれません。しかし、できる仕事をこなしていき、経済の停滞を少しでも食い止めなくてはなりません。（正直あまり有能とは言えない日本政府が経済発展を促してくれることは期待できないですし。:-P）
＜E-P2、ZD35 Macro、1/80秒、F3.5、ISO250、絞り優先、AWB＞
上記２点ならば、少しの心がけで実現できると思います。
もう少し前向きというか能動的な行動を何かできないか考えてみました。
(3) より付加価値の高い仕事ができるよう自分を磨くこと
前述のとおり、なかなか普段どおりのペースでは仕事ができない状況です。私も普段ならば週に３日は午前様だったのですが、この一週間は残業なしで過ごしました。私と同じような状況だったり、利用する交通機関の運行状況等により午後出勤や早めの帰宅、あるいは自宅待機となってしまっている社会人の皆さんも多いと思います。
自宅にいてTVで被災状況をみたりウダウダしていても気持ちは晴れません。震災からの復興には当然、お金が必要です。日本の経済が停滞してしまっては、復興も儘なりません。私のような一介のサラリーマンであっても経済を支える一員であるという気持ちで、より高い付加価値を生み出せるよう、仕事に役立つ新たなスキルでも身につけたいと思っています。せっかく時間があるのですから。
＜E-P2、ZD35 Macro、1/30秒、F3.5、ISO400、絞り優先、OLYMPUS Viewer 2（ファンタジックフォーカス）＞
