のんびりNCロードスター日記

はてなダイアリーから移行してきました。NCロードスターとか、猫とか、写真とか。

タマ逝く・・・

hisadoi2007-01-25

朝、職場でPCを起動し、メールチェックをしていると、携帯のメールに着信があった。 妹から「タマが逝った」との連絡だった。 正確な年齢は不明だが、たぶん15〜16歳くらいだと思う。 
 15年ほど前、実家(当時)の隣が動物病院で、そこに集う野良猫のうちの1匹だった。 我が家(=実家)の家族に愛想良く振る舞い、いつのまにか我が家で食事を摂るようになり、いつしか寝泊りまでするようになっていた。 そんな彼女も、我が家に居ることが当たり前になり、次第に我がまま&イタズラぶりを発揮するようになった。 野良の性分が抜けず、外で喧嘩してくることも度々あった。 キャットフードよりも、人間の食べ物が大好きで、カツオ節や海苔は大好物だった。 まだ若い頃は、鏡に映った自分の姿に驚いてみたり、TVに映った小鳥に飛びかかったりして、楽しませてくれた。 歳をとって落ち着いて、そんな初々しい姿を見せなくなっても、常に家族の話題の中心だった。 人が集まって話していると、仲間に入れて欲しいのか、すっと寄ってきて、ソッポ向いて座り、いつのまにか眠ったり。 自分がトイレに行く姿を見られるのが嫌らしく、じっと見ていると一旦トイレとは逆方向に歩いていき、暫く経ってからコッソリとトイレに向かう、自意識過剰なヤツだった。
 私や弟妹たちが結婚して家を出た後は、実家の両親&犬とで暮らしていた。 2年ほど前からだんだん身体が弱ってきて、歯槽膿漏やら肝機能障害やらで病院に行く機会が多くなってきた。 獣医の話では「もう歳だから仕方無い」とのことだった。 そして、今日を迎えた。 母に看取られて息をひきとったそうだ。
 猫は人間の言葉が話せるわけではないから、楽しい生涯を送れたのか、うちの家族になって幸せだったのか聞けるはずも無い。 最後に母に向かってニャアニャア言っていたのは、何かを伝えたかったのだろうか?

 いままで沢山の楽しい思い出をありがとう。 安らかに眠ってくれ。   
 ・・・少しだけ、泣いた。