のんびりNCロードスター日記

はてなダイアリーから移行してきました。NCロードスターとか、猫とか、写真とか。

フォーサーズの行方

今日はちょっと訳ありで、あまり出歩く訳にもいかず、ご近所をウロウロ。
今日も多くの猫さん達を見かけしました。
 
 E-P2、ZD14-54 F2.8-3.5、1/125秒、F4.0、ISO320、絞り優先、108mm相当、Capture One 4.8(JPEG現像)>
台風一過で天気良く、日差しには暑さを感じますが、気温は低めで散歩にはイイ季節ですね。
 
 E-P2、ZD14-54 F2.8-3.5、1/25秒、F3.2、ISO400、絞り優先、62mm相当、OLYMPUS Viewer 2(ジオラマ)>

ところで、最近のオリンパスのカメラ事業についてのゴタゴタはお粗末ですね。既にあちこちで話題になっているので、私のブログでは書くまでも無いと思っていたのですが、つい書いちゃいました。(苦笑)
正直、オリンパスは(少なくともレンズ交換式の)カメラ事業の存続が難しくなってきたと言わざるえません。
私は現在、マイクロフォーサーズ(=mFT)機であるE-P2を使っていますが、あくまで「軽量コンパクトな防塵防滴の新型FTボディが出るまでの繋ぎ」だろうと考えていました。オリンパスから来ていたアンケートでも、そういうコメントを返していました。
多くのFTユーザが話題にしているのでここでは理由まで挙げませんが、「FTのレンズ群はmFT機+アダプタで使えるから問題ない」というのは、オリンパスの大きな勘違いです。
フォーサーズ(FT)は「デジタル専用設計」を売りにした、崇高な理想を掲げたオープン規格マウントだったはずです。私もその理念に共感したからこそ、デジタル一眼を購入する際、E-510を選んだのです。
そんな新マウント立ち上げから10年も経たないのに、提唱メーカ自らが否定する事態。。。かつてOMマウントを葬り去った前科のあるオリンパスが、このままFTマウントを同じ境遇に立たせるようでは、もはや消費者からの信用は無くなるのが目に見えているはずです。
今後、オリンパスがmFTだけを開発・販売していくのだとすると、消費者の多くは
 「オリンパスだからmFTでもカメラ事業を何時まで続けるのか分からない。」
  ↓
 「mFT機を買うなら、パナで良いだろう。」
  ↓
 「パナのボディには手ぶれ補正が無いから、レンズも手ぶれ補正付きを買っておいた方が潰しが効く。」
  ↓
 「ボディもレンズも、オリンパスではなく、パナを買っておこう。」
といった流れが予想されます。
ま、広角〜標準域の明るい単焦点レンズならば手ぶれ補正なしでも問題ないでしょうけど、コンパクトなズーム(≒暗い)や望遠については、オリンパスはレンズさえも売れなさそうです。(あ、オリもレンズに手ぶれ補正入れればイイのか!(笑))

では、オリンパスの将来には「カメラ事業撤退(売却?)」以外にどんな道が残されているのか?
私の案は以下の通りです。
 (1) FTマウントを存続する。ZDレンズを継続利用可能。
 (2) (高コストの)OVFには拘らない。EVFの更なる性能アップを果たす。
 (3) FTフォーマットに拘らない。より大きなフォーマットを採用する。
技術的なことは全く詳しくありませんが(3)が肝。APS-Cに近いラージフォーマットの採用です。これでmFT(≒パナ)との差別化を図ります。
ZDレンズ(特に竹クラス以上)は、イメージサークルに多少の余裕はあるのだと思います。実質的にオリンパスだけがFT規格を採用している現状ですから、マウントを活かしたままフォーマットを拡大してしまうことは、誰にも遠慮は要らないと思います。
 「従来のZDレンズでは周辺画質は望めないけど、それも味のうち!」
 「従来のZDレンズで周辺画質を求めるならばFTフォーマットのサイズにクロップして使って!」
 「新型のZDレンズ軍は、ラージフォーマットに完全対応しているぜ!」
 「テレセントリック性は後退したけど、(mFTで勉強した)最新のデジタル技術で十分カバーできました!」
 (「ついでにFOVEONのセンサー採用しちゃいました!えへ。(>▽<)」とか)
そんな妄想です。(笑)

ま、私がブログで書いたくらいでメーカ様に何の影響力も無いのは分かっていますが。。。
それくらいの事しないと、まじ生き残れないと思いますよ。>オリンパスさん