のんびりNCロードスター日記

はてなダイアリーから移行してきました。NCロードスターとか、猫とか、写真とか。

RAW現像ソフト検討

hisadoi2008-12-14

今日はディーラーに車検の見積もりをしてもらいに行きました。予算は妻から厳しく制限されているので、あまり凝ったこと(過剰整備?)はせずに割と普通の内容です。エンジンオイル&フィルター、ミッションオイル、ブレーキフルードクラッチフルードの交換を追加するくらい。最近では冷却水は超ロングライフ(10万km?)らしいし、パワステフルードもそうそう痛まないはず。これで¥125000くらいかな。あと、次回車検前までの点検&オイル交換パッケージ(パックdeメンテ)が¥25000くらいです。入庫は年が明けてからの予定。
ついでにマイチェンしたロードスターでも見てこようと思っていたのですが、試乗車も展示車も置いてませんでした。カタログを貰おうと思ったのですが、「店舗に置いてある枚数が少ないから」と断られてしまいました。(オプションカタログだけは半ば強引にゲット。)これが事実なら、やっぱりNCは売れ行きが良くなく、ディーラーもマイチェン効果による販売増を期待していないって事でしょうか…。ロードスターが健全に存続していくためにも、ちょっとは売れて欲しいものです。
話は変わって、RAW現像ソフト。これまでカメラに付属の「OLYMPUS Master 2」を使ってRAW現像しています。これはこれでシンプルで良かったのですが、もうちょっと色々調整したいという欲が出てきました。また「E-510は白飛びし易い」という話をよく目にします。もちろん普通のコンデジなんかと比べると、白飛びが目立つということもないのですが、私も以前使っていたコンデジが「FUJIFILM F700」というダイナミックレンジの広さを売りにした機種だったこともあり、(解像感やノイズについては兎も角)ハイライトの粘りについてはF700の方が優ると感じていました。そんな折、OLYMPUSから発表されたE-30。とても魅力的。( ̄▽ ̄☆)しかし、発売直後は価格が高い…。それならば中古のE-3が¥10万前後で売っている。これもかなり魅力的。( ̄ー ̄☆)ちょっと重くてデカイのが難点だが…。 いやいや、いかんいかん! 年明け早々に車検もあってお金はないし、E-510だって未だ買って1年ちょっとではないか!この不景気にそんな無駄遣いしていたら破産してしまう!!
ってな訳で、E-510で満足すべく「RAW現像ソフトでお手軽に不満を解消できるのでは?」と考えました。(^^; E-510に対応したRAW現像ソフトも色々ありますが、価格も考慮して検討中しているのは以下の3つです。一応断わっておきますが、カメラ素人である私がマニュアル等も読まずに適当に操作して適当に比較した結果ですので、参考にはならないかもしれません。
 (1) OLYMPUS Studio 2
  ・価格:¥9800
  ・言わずと知れたOLYMPUS純正ソフトなので、安心感は高い。
  ・使ったことはないが、基本的にはカメラ内蔵の画像エンジン(True Pic III)
   と同じなので、白飛びの特性も似たような感じになりそう。
 (2) Capture One 4
  ・価格:¥13440(パッケージ版)
  ・デンマークの会社で開発。プロ用として評価が高いらしい。
  ・試用版を使ってみた感じは、やや動作が重い。使用中1回ハングアップした。
 (3) SILKYPIX Developer Studio 3.0
  ・価格:¥16000(ダウンロード版)
  ・日本製ソフト。日本では利用者が多く、情報も豊富。
  ・フリー版(機能制限あり。12/14一杯で配布終了?)を使ってみたところ、
   上記2つと比べて動作が一番軽い。


■白飛びの違い
早速、白飛びの違いを確認してみました。被写体サンプルは昨日購入したN706iIIです。ダイヤルボタン周囲のパネルには、うっすらと同心円状の模様が入っています。うす曇りの自然光で撮影。オリジナル画像を50%に縮小して、部分的に456×342でトリミングしたものを4枚繋げました。写真の並びは以下の通りです。
 (a1) 左上=E-510JPEG出力(白飛びを抑えるため撮影時露出補正-0.7EV)
 (b1) 右上=OLYMPUS Master 2で露出補正-2.0EVしたもの(ノイズフィルタOFF)
 (c1) 左下=Capture One 4で露出補正-2.0(単位不明)したもの
 (d1) 右下=SILKYPIX 3で露出補正-2.0(単位不明)したもの
 
 <ZD14-54 F2.8-3.5、1/20秒、F3.5、絞り優先、108mm相当>
なんということでしょう!(←古!)(a1)では完全な白飛び状態。これを(b1)で露出補正かけても白飛び部分のディテールは出てこずノッペリとグレーになっただけです。ところが、(c1)や(d1)では縞模様がかなりハッキリと見えます!
どうやら白飛びに関しては、RAW現像ソフトで何とかなりそうです。但し、このブログに載せているような小さいサイズの写真では、ハイライト部分のディテールなんて関係ない(見えない)ことが多いのも事実です。(笑)


ロードスター撮りの違い
で、私のメイン被写体であるロードスター(+青空+緑)の写りの違いも確認してみました。明暗差が大きく、空が白飛びし易い写真を選んでみました。写真の並びは以下の通りです。
 (a2) 左上=E-510JPEG出力
 (b2) 右上=OLYMPUS Master 2で仕上がり:Vivid、WB:晴れ、コントラスト-2、彩度+1したもの
 (c2) 左下=Capture One 4でFilm Standard、WB:Fine weather、彩度+20、HighDynamicRange:ハイライト側+20したもの
 (d2) 右下=SILKYPIX 3で記憶色2、WB:快晴したもの
 
 <ZD14-54、1/125秒、F8.0、絞り優先、28mm相当>
え?違いが分からないって? 確かに分かりづらいですね。(汗) 写真が小さいですし、そもそも作例が悪すぎるのかも知れません。私が見た感じだと、(a2)と(b2)はやはり傾向が似ており、色がコッテリとしていてながら、スカッと爽やかな画になっていると思います。(c2)は全体的に落ち着いた、しっとりとした印象。ロードスター+青空とかよりも、花や植物の写真に向いている気がします。(d2)は青や緑の鮮やかさが印象的。記憶色2という設定のせいもありますが少々派手過ぎるかもしれません。


私がちょっと操作してみた感じでは、(OLYMPUS Studio 2は試用していないのでOLYMPUS Master 2ですが)各ソフトの印象は以下の通りです。
OLYMPUS Master 2は、やっぱり白飛びしやすい。但し、色乗り良く爽やかな画になりやすいので、ロードスター撮りには向いていそう。また、どんな設定にしても、極端におかしな画になることが少ない。
・Capture One 4 は、私には直感的に操作できない感じ。動作も重い。画はしっとり落ち着いた感じになる傾向があり、被写体によってはマッチするが、ロードスター撮りには向いていないかも。調整項目は充実しており変更幅も割と大きいのだが、どうも狙い通りの画に仕上げるのが難しい。慣れを要するのかもしれない。
SILKYPIX 3.0は、直感的に操作でき動作も軽く使いやすいと感じた。フリー版はノイズリダクションが付いていないのが残念。デフォルトの色味は好みではないが、手軽に様々な色味に変更できるのは楽しい。また、調整幅が大きいこともあり迂闊に設定を弄るととんでもない画になってしまうことがある。

う〜ん、どれも一長一短って感じかなぁ…。Capture One 4は期待していたんだけど使いこなせそうもない感じです。パッと見た感じはOLYMPUS Master 2が好ましい印象の画になることが多い気がしますが、あのあからさまな白飛びを目の当たりにしてしまうとチョット…。となると今のところ本命はSILKYPIX 3.0。使い易いし、使いこなせば、しっとり落ち着いた画も作れるかも知れません。ま、暫くはフリー版&試用版で味見してみます。